黒耀石流通と文化交流の拠点となったムラ

大仁反遺跡

原産地から下った大きな川のほとりには黒耀石鉱山を支え、流通の拠点となった町内最大級の縄文時代のムラがある。大仁反遺跡からは、長野県の土器はもちろん北陸や関東、東北地方で流行した模様の土器が一緒に発見されている。黒耀石を求め、全国からこのムラに人々が集まってきたのだろうか。日本列島の真ん中、分水嶺に近い黒耀石の里は文化交流の十字路でもあったのだ。

Copyright (C) 2019 星降る中部高地の縄文世界 All Rights Reserved.