2月4日ナウマン8号誕生

2月4日(土)快晴なり!
今年で7年目となる雪のナウマンゾウづくりが始まりました。「集まれながわっ子」のイベントとして参加した親子連れは50名。教育委員会や友の会から36名。町長さんも駆けつけて、総勢90人に近い、大所帯となりました。
さあ、雪を削って!
さあ、雪を削って!

9時45分。早速、大きな雪の塊を、発掘で使っている移植やひねり鎌、スコップなどで削り、ナウマンゾウの形を作り出していきます。

親子で参加。
親子で参加。

就学前の小さなお子さんも参加。意外と、頑張っていましたよ。

上手!発掘にも来てね。
上手!発掘にも来てね。

例年の参加で、小学校2年生は、先輩格!道具の使い方も様になっています。

何か喜ぶ作業をと勧めたところ、「一年たつと、考え方も変わっていくんだ」と、黙々と地道な削る作業に専念してくれてました。なかなか…頼もしいかも。
青年も汗をかいた!
青年も汗をかいた!

友の会のニューフェイスも、もろ腕出して頑張りました。

おやつにピザ作り
おやつにピザ作り

途中、おやつタイムは、手づくりのピザ。外のピザ釜に薪をくべて、焼きました。

うんま~い!
うんま~い!

そうですか。よかったね。

祝!誕生記念写真
祝!誕生記念写真

お昼前に、無事、誕生!恒例の記念撮影です。

ナウマンゾウに乗って
ナウマンゾウに乗って

3mのナウマンゾウは、過去、最大。やはり、背中や頭のてっぺんに乗るのが人気です。

和田ジュニアリーダーズ
和田ジュニアリーダーズ

今年も子ども達の面倒を、和田のジュニアリーダーズのみんながみてくれました。ありがとう~。

考えるゾウ!
考えるゾウ!

みんなが帰って、友の会の若人が、ようやくナウマンゾウのてっぺんに登ることを許されました。

今流行の?ポーズ。おそらく、無事誕生して、頭の中は背景のお空のよう?
みなさんも、黒耀石の瞳のナウマンゾウに会いにきてください。写真撮影もOKです。(BY もへ)

ナウマンゾウ育児日記

恒例となりました、雪のナウマンゾウづくりに向けて、準備が始まりました。
一日目。星糞峠は快晴なり。
一日目。星糞峠は快晴なり。
数日前に降った雪を、その名もサポート隊の皆さんの協力を得て誕生の地に集めます。
1日目の星糞峠の空は真っ青。この時期の空は、心が洗われるようです。
2日目。かなり育ちました。
2日目。かなり育ちました。

今年は、気温が低い一方で、雪の回数が少なく、 サラサラ雪なので、なかなか骨格がまとまりません。

長和町のバックホーも登場

長和町のバックホーも登場

目標は、体高3mのナウマンゾウ。ミュージアムの玄関周りの雪もダンプやバックホーで集めます。

Who is she?

Who is she?

ミュージアム、雑芸員のお仕事ぶり。実は、ナウマンゾウのお母さんだったりして。2月4日のお誕生日には、長和町の子ども達が集まります。

実物大のナウマンゾウは、迫力もありますので是非、見に来て下さい。飛び入り、お手伝い用のスコップもあるはずです。(by もへ)

2012年の冒頭にあたり新年のご挨拶を申し上げます。

新しい年、2012年が明けました。

黒耀石体験ミュージアムは2004年の開館から8年目を迎えます。その間、規模や内容において本格的な体験施設を併せ持つ「体験型博物館」として着実に実績を積み重ね、全国から多数の来館者をお迎えすることができました。

また、ミュージアムのバックグランドとして、継続的に発掘調査が行われている星糞峠の黒耀石採掘址群では、史跡としては国内唯一の縄文時代の鉱山として、調査成果を蓄積してまいりました。平成24826日(日)に予定しております「第8回黒耀石のふるさと祭り」では、縄文人たちが目指した黒耀石原石を含む白色粘土の鉱床を公開する計画です。

皆様の心温かいご支援に感謝申し上げますと共に、本年も、さらに充実した体験学習の実践と調査研究の情報発信を目指し、ミュージアム職員一同が努力して参りますので、変わらぬご支援とご協力をお願い申し上げます。

黒耀石体験ミュージアム 学芸員 大竹 幸恵

寒さ厳しく、意外な訪問客

標高1,340mのミュージアムの周囲では、気温が0度を超えない日も続いています。この月初めにオープンしたブランシュたかやまスキー場では、スノーマシーンが終日のように雪を捲いており、さながら鷹山全体が冷蔵庫のようです。 写真は、ミュージアムの玄関から見える蓼科山の風景です。そして、ミュージアムの背後から流れる湧水も、ちょっとした氷の滝のようなオブジェをつくっています。また、この時期におなじみなのが、日当たりの良い広場に現れるモグラ君のこんもり山です。
雪の蓼科山(右奥は八ヶ岳)

雪の蓼科山(右奥は八ヶ岳)

 

氷のオブジェ

氷のオブジェ

旧石器広場にモグラの山並み登場

旧石器広場にモグラの山並み登場

  なんと、暖かいミュージアムに何処からともなく珍しい入館者が。そうです。モグラ君でした。厳しい冬の中も、自然、いっぱいのミュージアムです。byもへ
モグラ君の横顔

本日の入館者はモグラ君でした

無事、お帰りに…

無事、お帰りに…

『シリーズ「遺跡を学ぶ」戸沢充則監修(新泉社)』が、第65回毎日出版文化賞を受賞しました。

鷹山遺跡群 黒耀石の原産地を探る

鷹山遺跡群 黒耀石の原産地を探る (新泉社)

全国の著名な遺跡を紹介する新泉社の『シリーズ「遺跡を学ぶ」戸沢充則監修』が、第65回毎日出版文化賞<企画部門>を受賞し、11月28日に東京プリンスホテルにて贈呈式が開催されました。

黒耀石体験ミュージアムの公式ガイドブックとしてもおなじみの『鷹山遺跡群 黒耀石の原産地を探る』は、このシリーズの別冊として刊行されています。シリーズの中でも唯一、第3刷まで増刷されており、一番!売れているのだそうです。図書案内の売れてますマークにはあまり登場しないのですが、ミュージアムでの販売が多いせいでしょうか。でも、本を見て黒耀石体験ミュージアムを訪ねて来られる方も多く、特に、子ども達が本を抱えてきてくれる姿には、思わず笑顔が…。

この機会にぜひ読んでみたいとご希望の方は、全国の書店、また、黒耀石体験ミュージアムのショップでもお買い求めいただけます。

さて、黒耀石体験ミュージアムの目の前にあるブランシュたかやまスキー場、また車で10分という至近距離にあるエコーバレースキー場がオープンしました。2011~2012ウインターシーズンの幕開けです。

もちろん、黒耀石体験ミュージアムは冬季も開館しています。(年末年始、及び月曜日を除く)
アフタースキー、または、天候不良の時には、スキー場のすぐそばにある黒耀石体験ミュージアムで、オリジナルのグッズづくりを楽しんでみませんか。黒耀石の体験はもちろん、素敵なブレスレッドやストラップもつくれます。家族やお友達同士で、おそろいのメモリーグッズはいかがでしょうか。静かな冬場の ミュージアムは、ちょっとしたくつろぎスポットとしてお勧めです。暖かいミュージアムで皆さんのご来館をお待ちしております。

(co)

ホームページでユニークなミュージアムショップを紹介しています。

黒耀石体験ミュージアムにはミュージアムショップがあります。ホームページでその紹介をしましたのでご覧ください。

黒耀石体験ミュージアムショップは、とてもユニークなミュージアムショップです。
何がユニークかと言うと、販売しているオリジナルグッズは全て黒耀石体験ミュージアム内で製作している手作りグッズなのです。 一つ一つ丁寧に手作りしますから二つと同じものがありません。また、製作するときの状況などによって風合いが変わることもあるのです。

したがって、お買い求めいただいたグッズは、世界に一つだけのあなたのグッズとなります。35種類以上のオリジナルグッズからお気に入りを探すことができます。

ちなみに、平成23年のミュージアムショップのお買い上げトップ3は、「お守り」、「ストラップ」、「星のナイフ」でした!(※ただし剥片をのぞく)

また、ミュージアムショップでは、グッズの手作り作業の様子も観察できるように大きな観察窓も設置しています。窓のわきには「只今の作業内容」の掲示板があり、どのグッズを製作中かもお知らせしています。見ていると自分もつくりたくなりますよぉ~。

このように、館内で手作り製作したオリジナルグッズを多数取り揃えて販売し、その作業場も観察できるというユニークな黒耀石体験ミュージアムショップを是非ご利用ください。

黒耀石体験ミュージアムのホームページでは、手作りのオリジナルグッズ(35種類)のそれぞれの画像と価格を見ることができます。

是非、黒耀石体験ミュージアムショップをご利用ください。(co)

落ち葉の中の縄文鉱山

あっという間に、10月も後半。星糞峠の黒耀石鉱山の調査も終盤に向って、いよいよベルトコンベアーを導入しました。
いよいよ、追い込みです
いよいよ、追い込みです
調査中の第1号採掘址の周りはすっかり落ち葉のじゅうたん。調査区にたまった落ち葉のお掃除に追われることもシバシバ。秋の発掘現場に必須のお道具は熊手なのです。
現場のお道具
現場のお道具

標高1500mの発掘現場。午後にもなれば、手がかじかんで、息も白くなります。暖をとることも重要!?

あっちち~
どれどれ、あっちち~

3mを越す縄文人が投げ捨てた土を掘り上げるには、何といってもパワーが必要。そのための必須アイテムは、こちらでした。

ほかほか~必須アイテム
ほかほか~必須アイテム

本日も、筋肉痛の調査隊でした。明日も晴れるぞ~!ふぁいと!(by大竹もへ)

『信州黒曜石フォーラム2011』が開催されます

長野県の中央部(中信地方)、霧ケ峰や蓼科山そして八ヶ岳に囲まれた広大な山麓に尖石縄文考古館(長野県茅野市豊平)があります。ここは、縄文時代の「尖石遺跡」(とがりいしいせき・国特別史跡)や「土偶」(国宝・縄文のビーナス)で有名です。

その尖石縄文考古館で、10月22日(土)に『信州黒耀石フォーラム2011』が開催されます。今回はこの話題をお届けします。

黒耀石体験ミュージアムを訪れた方はご存じと思いますが、ミュージアムの隣接地に明治大学黒耀石研究センターがあります。このことからも長和町鷹山(鷹山遺跡群・星糞峠縄文鉱山)をはじめ信州のこの一帯が、いかに「黒耀石原産地と遺跡の調査・研究」にとって貴重で重要な地域であるかお分かりいただけると思います。

ということは、みなさんが学んだり体験したりする「黒耀石体験ミュージアム」は、まさに黒耀石研究拠点の真っただ中にあると言えますね。

さて、『信州黒曜石フォーラム2011』のテーマは「黒曜石の一括埋納は何を物語るのか」です。「現在までの研究の到達点を確認するとともに,課題を抽出し,今後の黒曜石をめぐる研究,さらにはそうした研究から導かれる新たな縄文時代,縄文社会研究の方向性を探ることを目的 」としています。

【主なプログラムの紹介】

基調講演:「縄文時代における黒曜石のデポ」 田中英司(埼玉県立さきたま史跡の博物館)

事例報告1:「霧ケ峰南麓・八ヶ岳西麓に於ける黒曜石一括埋納について-特に茅野市の事例を中心に-」 守矢昌文(茅野市教育委員会)

事例報告2:「黒耀石の一括埋納例 原村の遺跡から」 平出一治

事例報告3:「岡谷市の黒耀石一括埋納例について」 会田 進(明治大学黒耀石研究センター)

コメント1:「星糞峠黒耀石採掘址と近接地における原石利用の様相」 大竹幸恵(長和町教育委員会)

コメント2:「山梨県の黒曜石一括埋納について」 村松佳幸(北杜市教育委員会)

コメント3:「弥生時代中部高地における黒曜石の集積出土例について」 馬場伸一郎(下呂ふるさと歴史記念館)

黒耀石体験ミュージアムの大竹幸恵学芸員(長和町教育委員会)もコメントします。

このフォーラムは、「市民と研究者に開かれた自由な議論の場」です。参加は申し込み不要ですので、当日直接会場にお越しください。参加費1000円(資料代込み)。10時開会。

※問合せ:信州黒曜石フォーラム実行委員会事務局

〒386-0601小県郡長和町大門3670-8 明治大学黒耀石研究センター内

担当:橋詰 潤 TEL0268-41-8815

(co)

星糞峠黒耀石縄文鉱山の発掘

5月からスタートした今年の発掘調査ですが、8月1日~8月10日、9月5日~9月14日には大学生が参加する調査合宿が行われます。毎年、各大学の考古学専攻生を対象に参加者を募集して行われる調査合宿ですが、今年は、法政大学・帝京大学・愛知学院大学から参加の申し込みがありました。

H22第1号採掘址の土層断面

H22第1号採掘址の土層断面

写真の一番上に見える黒い土は現在の地面、中段の起伏のある面は縄文時代の地面です。この中段の地表面からは、3,500年前の縄文土器と炭化物が発見されました。 そして、その下の断面に見える白いロープのラインは、もう一段階古い縄文時代の地面と考えられています。 今年の調査では、その地表面と、さらに、黒耀石を掘り出していた白色粘土の鉱床を出します。

力持ち調査団のMen,Men

力持ち調査団のMen,Men

力持ち調査団のMen,Men 縄文人が掘り捨てた土の中には、黒耀石のかけらがいっぱい。他の土と混ざらないように発掘した土は、全て土嚢袋に。数千袋の土嚢を運ぶ事も調査団の重要なお仕事。持つ手がプルプル震える頼もしい面々の様子です。ふぁいと!

H23調査区の中央に白い粘土

H23調査区の中央に白い粘土

調査区の南側では、やはり3,500年前の地面から掘り込んだ採掘の穴が複数発見されました。左側の中段は、その前の段階の地面。さて、その地面は何年前の地面なのでしょうか…、調査では、土器や年代を調べる炭化物を丹念に探しています。中央の深いところに見えているのは、この場所で最初に採掘していた縄文人が掘り残した鉱床。白い粘土の中に黒耀石が含まれています。白い粘土は、マグマがゆっくり冷え固まってできた流紋岩が風化してできたものです。急速に固まってできたのが黒耀石でしたね。

鉱床となった白色粘土

鉱床となった白色粘土

鉱床となった白色粘土の上面は、でこぼこしています。この写真を見て分かるように、最初の縄文人は山の斜面を切り崩すようにして白色粘土を掘り出し、掘り捨てられた粘土混じりの土がその上に厚く重なっています。そして、太めの白いロープは3,500年前の地面から掘り込まれた2つの穴の断面の輪郭ですが、何度も何度も、ここに訪れては一生懸命黒耀石を手に入れようとしていた様子が分かります。白色粘土までは、深いところで地表面から3m近くもあります。現代の金属製のスコップを使っても掘るのが大変なのに、本当に、縄文人はよく頑張った!皆さんも、そう思いませんか。

縄文人未発見の大きな黒耀石

縄文人未発見の大きな黒耀石

そんな縄文人にごめんなさい。縄文人が掘り込んだ白色粘土の一部を、さらに数十センチ掘り下げたところで、直径20cmは超えると思われる 大きな黒耀石の原石を発見しました。もうちょっと、でしたね。

調査は、お盆明けにも実施します。8月28日(日)は、第7回目黒耀石のふるさと祭りです。調査現場はお休みですが、縄文研究の大家、國學院名誉教授の小林達雄先生が「縄文人と黒耀石」について講演を、そして、地元の中学生が「第1号採掘址で縄文人が掘り出した黒耀石の大きさ」について発表します。お昼には、シンガーソングライターの美咲さんと子ども達のミニコンサートもありますので、是非おいで下さい。第2期の調査合宿の期間中は土日も発掘の様子を見学できます。見学者の方には、その都度ご説明できるよう心がけておりますので、こちらにも、是非、お立ち寄り下さい。
(BY 大竹もへ)

黒耀石もどき

7月の連休、そして、いよいよ、夏休みに突入。この時期になると、全国からたくさんのお友達が家族連れでミュージアムに来てくれます。

そんな中で、よくある質問が、「これは、黒耀石ですか?」というもの。ポケットから取り出したお宝の鑑定会が始まります。お家の近くの畑や道端で拾ったというものの中には、石器が含まれている場合もあります。また、拾った場所を、よく調べると遺跡だったり。中には、新発見の遺跡も。

しかし、最近、増えてきたのが、『黒耀石もどき!』。実は、産業廃棄物を高温で溶かし、小さな塊(かたまり)にしたもので、バラスのように駐車場やミチを整備するときなどに使われているようです。見た目は、ガラス質で、黒く輝いている様子は、本当に黒耀石と見間違うばかりのそっくりさんです。ちょっと、昔は、緑色のものが多く、色の違いですぐ分かったのですが、最近のものは、色も黒で、すぐには見分けがつかないものが増えてきました。

写真は、連休中にミュージアムに来てくれた神奈川県のその名も山森くん。愛知万博の駐車場で拾った、この「黒耀石もどき」を見せてくれました。本人も、「黒耀石に似ているけど、ちょっと、違うような気がする。」と持参したもの。「どこが、違うと感じたの?」と聞いてみると、粟粒が発泡したような本当に小さな穴がたくさん見えるという指摘でした。

そうなんです!よく気がつきましたね。高温で溶かした時に空気が発泡したあとが無数に見えます。心当たりの方は、同じように観察して見てください。また、本物の黒耀石と比べると、塊の角や割れ口があまり鋭くない点や、薄くなっているところを透かしてみても、漆黒で透明感が無いという点も「黒耀石もどき」の特徴です。(by mohe)

僕が拾った「黒耀石もどき」

僕が拾った「黒耀石もどき」

粟粒のような小さなあばたが見えるよ

粟粒のような小さなあばたが見えるよ

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