黒耀石体験ミュージアムのある長野県小県郡(ちいさがたぐん)長和町の役場が、完成した新しい庁舎に引越す準備を始めています。12月25日には、その新庁舎の除幕式と鍵の引き渡し式が行われました。
そして、新庁舎の玄関には国際交流記念のモニュメント「普遍の真理」が設置されています。

一般公開はまだ先ですが、すでにFacebook等で写真が登場しはじめていますので、ちょっとお先にイギリス東部のノーフォーク州セットフォードを中心とするブレックランド(ブレックランド・長和町国際交流実行委員会)との国際交流記念のモニュメント「普遍の真理」について紹介しましょう。

普遍の真理全景(照明点灯)

普遍の真理全景(斜め)

モニュメントのテーマは「普遍の真理」。移りゆく時代の中で、変わることのないふるさとへの想いと、歴史の礎となった人と人との絆や平和を尊重するふるさととして世界に羽ばたいてほしいとの願いが込められています。
モニュメントは、その歴史の礎を象徴する長和町の黒耀石と、英国セットフォードの遺跡を象徴するフリントを素材とし、両地域の技術者の協力によって制作されました。
全体の構成としては、背景におよそ94万年前の和田峠の火山活動によってできた黒耀石を含む火砕流の地層が、そして、その前面は周囲をフリントで装飾した『過去・現在・未来』の時を臨む窓を持つ3枚のパネルで構成されています。

過去を臨む窓

左端の「過去を臨む窓」は、英国の伝統的な建造物のモチーフからデザインされたフリントのモザイクによって装飾されています。

現在の窓

「現在の窓」の周囲には、より自然なフリント原石の形をそのまま活かしたモザイクに黒耀石が加わり、両地域の出会いを表現しました。

未来の窓

庁舎の内部へと続く右端の「未来の窓」は、二つの石材から作り出した薄い剥片がギャレッティングという手法で組み込まれ、両地域の融合と新たな流れを生み出す躍動的なモチーフへと変化しています。

普遍の真理全景

そして、それぞれのパネルの中央にある『時を臨む窓』は、過去から未来へと、大地のエネルギーを示す赤、この惑星を潤す清らかな水の青、永劫に守り続けるべき自然の緑の扉を持ち、それらの扉を開ければ「宇宙の真理として普遍を示すガウス素数の配列」で並んだ輝く黒耀石がそこにあります。

長和町10周年を迎え、ふるさとに託す大きな夢を描いてみました。新庁舎は、2月5日に竣工式が行われ、15日から本格的に動き始めます。その時までには、解説板などの設置をと計画していますが、是非、皆さんも、このモニュメントに会いに来て下さい。黒耀石のパワーが伝わると幸いです。

広報ながわ1月号

上の画像は、完成した長和町役場新庁舎を表紙にした「広報ながわ2016年1月号」です。